小野和俊の「イマドキ」コラム

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第6回 人とシステムを「つなぐ」DataSpider BPM

  

2010-04-21

A P P R E S S O  N o w!   No.6 掲載記事

■4月21日に、アプレッソは「つなぐ」ソリューションの第3弾「DataSpider BPM」を発表しました。( 詳しくはこちら>http://bpm.appresso.com/
今回は、アプレッソがDataSpider BPMを提供することにどのような意味があるかをお話します。

■ BPMの役割
まず最初にBPMという言葉についてですが、これはBusiness Process Management を略したもので、業務プロセスの定義改善を継続的に行い、それを管理し、あるべきプロセスに近づける、という経営管理概念となっています。具体的には各プロセス内のタスクを「定義設計」(Process Modeling)し、その定義に従った「業務実施」(ProcessOperation)を統制し、業務実績を「モニタリング」(Process Monitoring)し、これらを循環的に反復することで、事業環境に適したプロセスを模索し続ける活動を指します。言い換えれば、社内業務プロセスに関する改善サイクル(PDSサイクル/PDCAサイクル)そのものであるとも言えます。

■ 2つのワークフロー
アプレッソではこれまで、データ連携にフォーカスを絞ってDataSpiderを開発し、機能拡張してきました。ワークフローには大きく分けて、各種の申請や承認などの業務プロセスを表す「ヒューマンワークフロー」と、システムの処理の流れを示す「システムワークフロー」という2つの種類があります。
SOAの文脈では、これらはそれぞれHuman-Centric SOA、Integration-Centric SOAと呼ばれ、同じようにBPMでも、Human-Centric BPM、Integration-Centric BPMと呼ばれています。この分類で言うと、DataSpiderがこれまで取り組んで来たのは「システムワークフロー」の分野だったわけです。

ヒューマンワークフローとシステムワークフローとは、相互に接続することで足し算ではなく掛け算の効果を生み出すものです。システムワークフローのみでは重要なデータを更新する際に直前に人による目視での確認処理を入れることができませんし、ヒューマンワークフローのみでは人がフォームから入力したデータをバックエンドシステムに反映させることができません。もし、ヒューマンワークフローとシステムワークフローとの双方向の柔軟な連携が実現すれば、一つのフローの中で、入力フォームの一部にシステムから取得してきた値を表示し、人が入力した値を自動的にシステムに格納することも可能になってきます。

■ クラウドともつながるヒューマンワークフロー
アプレッソでは現在、クラウド連携に特に力を入れて開発を進めています。このことと、今回のDataSpider BPMのリリースとは、無関係ではありません。今後、クラウドを活用したシステムを検討する企業が急増してくるものと思われますが、DataSpiderを使えば、申請処理等の各種業務のヒューマンワークフローの中に、クラウドに格納されたデータを埋め込むことができるのです。逆に、ヒューマンワークフローのフォームで入力したデータを、ノンプログラミングでクラウドに格納することもできます。もちろん、クラウド上のデータだけでなく、メインフレームやERP、Excelといった従来のシステムとクラウドのデータとをマージし、その結果を入力フォームに表示させる、といった応用も可能です。

アプレッソのキーワードは「つなぐ」ことですが、DataSpider BPMの登場でデータやシステムを「つなぐ」だけでなく、人とシステムとを「つなぐ」ことができるようになり、ヒューマンワークフローとシステムワークフローとがシームレスに連携できるようになります。

今後も「つなぐ」をキーワードに製品の開発を進めていきますので、ご期待ください。

(APPRESSO Now! 2010年4月21日 第6号)

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